ML110 G7に触ってみた その5
ML110 G7の安売り版にはヒートシンクが付いてないのがあるけど大丈夫なの?って聞かれたので調べてみた。
ヒートシンクが付いてない事はSAS RAIDカードを取り付ける時に気づいたけど、別に動作に支障なかったので気にしなかった。
数時間かけてLINPACKベンチマークしても問題なかったし…
ML110 G7のマザーボード上のC204チップセット。言われるようにヒートシンクは付いて無い。
表面が汚れているように見えるが、別に何か付けようとしたというような事はない。
上下に見える穴はヒートシンクの固定用だろうと思われる。
自作ユーザならたぶん誰でも持ってる、温度センサーとカプトンテープ。
相対的な温度変化を見たいだけなので、センサーの精度がどうこうとかは考えない。
温度センサーをC204表面にぺたりと固定。
エアシュラウドを取り付けて、こんな感じで温度を調べる。
条件その1
まずは取り付けていたSASのカードを外してテスト。適当なSATAのHDDが見つからなかったので、POST画面の無限ループ。
どんどん上昇していき、10分くらい放置しているとPOST画面でアイドルさせているだけで54℃にもなった。
条件その2
SASのカードを取り付けてテスト。
別件でインストールしてあったLinuxを起動させてしばらく放置。
温度は45℃になった。条件1より前面ファンの回転数が上がっているせいか温度は低い。
I/OでC204の温度が上がるかな?と考えて dd if=/dev/sda of=/dev/null してみた。
10分程度で温度はちょっと上がった。
おまけ
残念ながらC204の温度はIPMIで拾えないみたい。室温は19℃だったらしい。
結局驚くほど温度が上がる訳では無かった。長時間稼働させても問題ないと思う。責任取れないけど。
サーマルデザインガイドでもTcontrolが104℃なので余裕はある。
実際には2→1→3の順で試したのだが、条件1ではLinux起動させてないので、ちょっとフェアではないと思う。
また、C204の温度と前面ファンの回転数は関係ない模様。IPMIでも値を取ってないし。