ML110 G7に触ってみた その5

ML110 G7の安売り版にはヒートシンクが付いてないのがあるけど大丈夫なの?って聞かれたので調べてみた。
ヒートシンクが付いてない事はSAS RAIDカードを取り付ける時に気づいたけど、別に動作に支障なかったので気にしなかった。
数時間かけてLINPACKベンチマークしても問題なかったし…

ML110 G7のマザーボード上のC204チップセット。言われるようにヒートシンクは付いて無い。
表面が汚れているように見えるが、別に何か付けようとしたというような事はない。
上下に見える穴はヒートシンクの固定用だろうと思われる。
f:id:papillon326:20120331212609j:plain

自作ユーザならたぶん誰でも持ってる、温度センサーとカプトンテープ。
相対的な温度変化を見たいだけなので、センサーの精度がどうこうとかは考えない。
f:id:papillon326:20120331212610j:plain

温度センサーをC204表面にぺたりと固定。
f:id:papillon326:20120331212611j:plain

エアシュラウドを取り付けて、こんな感じで温度を調べる。
f:id:papillon326:20120331212619j:plain

条件その1

まずは取り付けていたSASのカードを外してテスト。適当なSATAのHDDが見つからなかったので、POST画面の無限ループ。
どんどん上昇していき、10分くらい放置しているとPOST画面でアイドルさせているだけで54℃にもなった。
f:id:papillon326:20120331212615j:plain

条件その2

SASのカードを取り付けてテスト。
f:id:papillon326:20120331212614j:plain

別件でインストールしてあったLinuxを起動させてしばらく放置。
温度は45℃になった。条件1より前面ファンの回転数が上がっているせいか温度は低い。
f:id:papillon326:20120331212612j:plain

I/OでC204の温度が上がるかな?と考えて dd if=/dev/sda of=/dev/null してみた。
10分程度で温度はちょっと上がった。
f:id:papillon326:20120331212613j:plain

条件その3

SASのカードに加えて、そのへんに転がっていたGF7300GSも付けてみた。
f:id:papillon326:20120331212616j:plain

条件2と同じようにLinux起動後に放置しておいておよそ51℃。
f:id:papillon326:20120331212618j:plain

おまけ

残念ながらC204の温度はIPMIで拾えないみたい。室温は19℃だったらしい。
f:id:papillon326:20120331212617j:plain

結局驚くほど温度が上がる訳では無かった。長時間稼働させても問題ないと思う。責任取れないけど。
サーマルデザインガイドでもTcontrolが104℃なので余裕はある。

実際には2→1→3の順で試したのだが、条件1ではLinux起動させてないので、ちょっとフェアではないと思う。
また、C204の温度と前面ファンの回転数は関係ない模様。IPMIでも値を取ってないし。