ML110 G7に触ってみた その3
安売りしてたML110 G7が手に入ったので、SASのRAIDカードとHDDが取り付けられるか試してみた。
安売りしてたML110 G7はノンホットプラグSATA仕様だったが、以前に確認したときにSASのHDDも使えるだろうと思っていたので、転がっていたRAIDカードとSASのHDDで確認してみた。
まず、HDDケージからオンボードのSATAに繋がってるSFF-8087のコネクタを外す。狭いので外すのは結構面倒。
PCI-Express x4対応のSAS RAIDカード。向かって右端にSFF-8087のコネクタ接続用のポートがある。
SFF-8087は4ポート分の配線が一組になっているだけで、ポートマルチプライヤでは無い。
RAIDカードを取り付けてケーブルを差し込んで終了。なお、このRAIDカードは1番目と2番目のPCI-Expressスロットでは設定画面で正常に操作することができなかったため、3番目のスロットに取り付けている。
SASのHDDをトレイにはめ込んで取り付けて完了。
オンボードのSATAに配線している場合にSAS HDDを取り付けるとPOSTに時間がかかるようになってHDDも認識しない。SASのRAIDカードにSATA HDDを取り付けた場合は普通に利用可能になる。
そのため、ML110 G7オンボードSATAだとHDDからの起動順の設定ができなくて困っている人はSASのHBAやRAIDカードを付けると幸せになれるかもしれない。3Gbps対応の中古なら安いし。
ただ、SAS RAIDカードを取り付けてから前面ファンの音が騒がしくなったのは閉口だった。
ML110 G7に触ってみた その4
ML110 G7のファンと電源について。
ML110 G7の前面ファンと背面ファンを確認してみた。
HDDケージ下にある前面ファンはDELTA社PFB0812GHEで80×38mmのファン。データシートによると定格で6,100rpm、86CFM、55.5dBAの轟音ファン。
ピンは3×2の6pinでCPUファン、前面ファン、背面ファンで同じ形状になっている。
背面ファンはDELTA社AFC0912DFで92×32mmのファン。データシートは見つからなかったが、12V 1.43Aなので回転数はかなり高いと予想される。
なお、このファンはML115 G5のものと同じらしい。ただしコネクタ形状は異なる。
M/Bには従来と同じ形状のファン用コネクタ(6×1の6pin)もあるので、どちらかだけ取り付ければ良い可能性もある。手元にML115 G5があるので後日試してみたい。
ML110 G7の電源を確認してみた。
ケース背面から見たところ。一般的なATX電源のネジ位置だが、狭いネジ位置の方が下になっている。そのため、12cmファン搭載の電源などは取り付けに向かない。
Chicony(Hipro)製で電源容量は350W。入力電圧切り替えスイッチは見られないため、PFC付きの模様。
電圧毎の出力は以下の通り
+12V | 14.5A | |
---|---|---|
+12cpu | 12A | |
*3.3V | 18A | |
+5V | 19A | |
+5Vaux | 2A |
余っている電源端子は5インチベイ付近にペリフェラル用が2つとSATA用が1つある。
HDDベイ付近には謎の10pinの端子があるが、使い方は不明。奥に見えるペリフェラル用×2はHDDベイへの給電用に利用されている。